ANAの旅割はANA SUPER VALUE(スーパーバリュー)という名前に変わりました。さらに、今回の変更に合わせてANA SUPER VALUE EARLY(スーパーバリューアーリー)も誕生し、ANA FLEX(フレックス)やビジネスきっぷと合わせて表示されると何が何だか分からなくなりますよね。
今回はANA新運賃の内容を分かりやすく解説させて頂きます。
名称の変更・解説
新運賃の『ANA FLEX(フレックス)』『ANA VALUE(バリュー)』『ANA SUPER VALUE(スーパーバリュー)』とは、以前の『片道運賃・往復運賃』『特割』『旅割』が名称変更した形になっています。
ただ、スーパーバリューには種類が沢山ある事や、ここにANAマイレージクラブ会員限定のANA SUPER VALUE EARLY(スーパーバリューアーリー)が入ってきた事によって何が何だか分からなくなるのです。(後述しますがアーリーは消滅するでしょう)
ですが、重要なのはどれが一番安く何が違うのかが知りたいだけですよね。ザックリとした料金イメージはこんな感じです。
スーパーバリュー75が一番安く、フレックスが一番高くなるイメージです。(アーリが載ってませんが後で解説させて頂きます)
では、スーパーバリュー75からフレックスまでを解説させて頂きます。
スーパーバリューとは
スーパーバリューとは前もって予約を確定させることで安く購入できるサービスです。スーパーバリュー75なら75日前までに予約すればOKですし、スーパーバリュー21なら21日前までに予約すれば安い運賃が適用されます。(その代わりに予約の変更はできません)
そんなスーパーバリューの人気は高く、予約も2020年2月7日から搭乗日の355日前の午前9:30から予約が可能となりました!(年2回の一斉販売は終了)
ただし、運行ダイヤの確定前に購入することになりますので、最終的な確認はダイヤ確定後に必ず行うようにして下さい。
運航ダイヤ確定前に航空券を購入するお客様
運航ダイヤ確定時にご予約便の発着時刻、便名、機種、機材、運航会社・座席番号に変更が発生する場合がございます。
運航ダイヤ確定後に再度ご予約内容をご確認いただきますようお願いいたします。
運航ダイヤ確定時期
夏ダイヤ(3月の最終日曜日~10月の最終日曜日の直前の土曜日ご搭乗分):1月下旬頃
冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日ご搭乗分):8月下旬頃
ダイヤ確定後も発着時刻、便名、機種、機材、運航会社・座席番号が変更になる場合がございます。
ちなみに、スーパーバリューは搭乗予定の55日前までなら取消手数料は発生しませんが、それを超えると取消手数料として運賃の30~100%の費用が発生します。ご注意を。
バリューとは
内容はスーパーバリューと同じですね。予約期限が3日前や1日前に変わっただけです。(細かい部分は違いますが、ほぼ同じです)
注意点はスーパーバリューと違い、55日前のキャンセルであっても1区間につき430円の払戻手数料が掛かります。(55日を超えると運賃の30~100%)
前もって予約するならスーパーバリューを活用する方がお得でしょうね。
フレックスとは
そんなに使う人はいないかもしれませんが、フレックスとはかなり自由の利く予約サービスです。予約は搭乗の355日前9:30分からでき、予約の変更も可能です。予約期限も当日までとなっており、出発前までは取り消し手数料も掛かりません。
とっても自由がききますが料金は割高です。ある日の金額を紹介させて頂きます。
ぶっちぎりで高いですよね。当たり前ですが、一番自由の利かないスーパーバリューが一番安いです。(なかでも75が最強)
ビジネスきっぷ(おまけ)
こちらも結構安いので気になる方がいらっしゃるかと思い、解説させて頂くことにしました。
簡単に言うとANAのクレジットカードを持っている本人が、同一路線を2回(例:羽田ー伊丹などの往復か羽田⇒伊丹などの一方向を2回)搭乗する場合に利用可能となっています。あくまでカード会員本人限定ですので、夫婦で1回ずつ利用などもできませんし、片道1回だけの利用もできません。
スーパーバリューアーリーとは
※2020年2月7日の改定により、スーパーバリューアーリーの優位性は失われました。今後、スーパーバリューアーリーは消滅することになるでしょう。
(以下は以前のスーパーバリューアーリー解説)
スーパーバリューアーリーとはANAマイレージクラブ会員限定のサービスです。(ANAマイレージ会員は無料登録できます)
そして、一番気になるスーパーバリューとスーパーバリューアーリーの違いは、予約開始の日時です。スーパーバリューは年に2回の一斉発売ですが、スーパーバリューアーリーは355日前の9:30分から予約開始です。(フレックスと同じですね)
ちなみに、搭乗予定の55日前までなら払い戻し手数料さえも不要でキャンセルできます。(超えると取消手数料として運賃の30~100%の費用が発生します)
ある日の金額はこんな感じです。
355日前から予約できるサービスの中では最安です。なんとなくイメージできましたか?活用方法としては、絶対に押さえたい旅程を早くからキープしておき、55日前までにお得な料金プランが取れたらキャンセルするという事も出来そうですね。
ただし、乱用・悪用は禁物です。モラルはもちろんですが空席予測で金額が変動するため、乱用するとドンドン金額が上がっていき自分の首を絞めることになりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?価格面でもスーパーバリューが最安だと思いますし、必ず押さえたい便がある場合にもスーパーバリューは便利ですよね!
地方在住者の国際線は羽田や成田での乗り継ぎもあるので、国内線 特典航空券のブラックアウト(予約できない日)に乗り継ぐ場合などは活用したいところです。しっかりと理解すれば、新運賃プランは強い味方となってくれるでしょう!