先日からの続きです
『当日キャンセル』となったセブ旅行にリベンジ果たしました!念願のセブへ!第一話 - ANAのケン
ザ ペニンシュラ マニラ滞在編!マニラの街って意外とディープ!第二話 - ANAのケン
『モール・オブ・アジア』で定番のお土産購入!そして運命の出会い!!第三話 - ANAのケン
シャングリ・ラ マクタン リゾート&スパ滞在編!セブの街って夜歩ける?第四話 - ANAのケン
本日の夕食は、セブ島で有名な水上レストラン『ランタウ フローティング ネイティブ レストラン(コルドバ店)』に予約しています!
こちらのレストランは綺麗なサンセットを見ながら食事を楽しめたり、日が沈んでからも対岸のセブシティの夜景を楽しむことが出来るのです!
実はこのレストランを予約するために『MUFGプラチナ・アメックスカード』を更新したのです!英語が話せないのでコンシェルジュさんに予約してもらいました(^^ゞ
予約の時間よりも少し早めに行って、『サンセットと夜景を楽しもう!』と企んでいたんです!
計画は脆くも崩れ去りますが・・。
その日は朝からプールや海で遊んだ後、夕食までに少し時間があったので『行き道の途中にあるショッピングモールに寄ってから行こうか!』と少し早めにホテルを出ました。
空港からホテルまでの道を夜に見た時は『スラム街』にしか見えなかったのですが、昼間に通ってみると普通に感じます。それもそのはず、この道は子供たちの通学路でもあったのです!
と言っても一本脇道に入ると、かなりディープな現地の方の生活が垣間見えるんですけどね。
舗装されているのはメインの道のみで、路肩や生活道路は未舗装のままです。もちろん街灯などは無いので、夜に見るとかなりイカつい雰囲気が出ています。
しかし、昼間は安心しても良さそうな感じですよね。
さすがに買い物をしようとは思いませんが、夜に見た時よりも全然普通に見えます。もちろん、外国なので過信はしてはいけません!不用意に夜道は歩かない方がいいでしょう!!
その後、暇つぶしのショッピングモールに着き、ウロウロしながら物色していました。ちょっと興味を惹かれるものがありレジに清算に行ったのですが、クレジットカードで支払いをしようとすると『パスポートを出して!』と言われました。わたくし持ってきておりません!(ホテルの金庫内)
パスポートを持ってないことを伝えると『それじゃあ使えないよ!』とカードを突き返されました!なんということでしょう!今から行くレストランもカード決済のつもりだったので少額の現金しか持っていません!!(◎_◎;)マジ
『もしかしてレストランでもいるの?今までどうしてたっけ?・・・パスポート出してたじゃん!!』『えっ・・全部出してた??・・・わからん!でも・・いるってなったらどうすんの?(◎_◎;) 』
完全にやらかしてしまいました!見知らぬ土地で皿洗いなんて出来ません!!無銭飲食なんてしたらマジで殺されそうです!!
私:ちょっと待って!マジでやばいかもしれん!
妻:??なに?どうしたん?
私:いまクレジットカード使おうとしたらパスポートいるって!持って来てないから取りに帰らな!!
妻:なにしてんよ!絶対いるの?
私:わからん。けど、いるってなったら・・・店で待っとく?
妻:嫌やわ!はやく取りに帰ろうよ!
ダッシュでホテルに帰ることに!もはや時間が無いので『Uber』の待ち時間すらモッタイナイのです!!
ショッピングモール前の怪しい呼び込みの親父にタクシーを頼みました!値段の交渉なんてしてる時間がありません!この時、予約の時間まで30分しかなかったのです!!(;゚Д゚)ゴーゴー!ハリアップ!
ホテルに戻る時間だけで30分以上かかります!ホテルからレストランまでは約1時間・・・間に合うわけありません!!
戻りのタクシーの中で『もうキャンセルしてホテルで食べる?遅れても行ってみる?どうする??』と家族会議を開きました。相談した結果『予約をずらせるなら行ってみよう!』ということになりました。もちろん、電話をかけるのは私です!これが出来ないからコンシェルジュに頼んだのにです!!
もう腹をくくるしかありません!とりあえず電話をしてみました!!
ランタウ:ハロー。
私:アイ ハブ ア リザベーション。マイ ネイム イズ 『ケン・穴野』。
ランタウ:$&%#’$#フォー・・$#&%#$$#&”シックス・・・
私:(おぉ~・・何も聞こえん!しかし、やるしかない!!)アイ・ハブ・ア・リザベーション!!マイ・ネイム・イズ 『ケン・穴野』!!!
ランタウ:”#%&%#フォー。ツーチルド$%#&%$シックス”%%#『ケン・アナノ』。
私:!!!ヤーヤー!!マイ ネイム イズ 『ケン・穴野』!ツーチルドレン・ファミリー!!!キャン・ユー・チェンジ?マイ・リザベーション!7PM!!
ランタウ:ジャストモーメン。・・・・・・・OK#&#%%”。
私:センキュー!アイ・ゴートゥー7PM!!
何ということでしょう!奇跡的に変更できました!Y・D・Kです!!
妻に『変更できたから行こうか!』と言い、ホテルからレストランまでのタクシーを『Uber』で探そうとすると、隣で聞いていたタクシーの親父が『俺が連れてってやる!』と営業をかけてきました!
いくら?と聞くと1,000ペソ(約2,000円)と言ってきます。実はこのレストランは『へんぴな場所』にある為、帰りのタクシーを拾うのが難しいのです!なので行きのタクシーを2時間ぐらい待たせておくのが普通らしく、往復と待ち時間で500~1,000ペソが相場らしいのです。もっと安くしようと思うと交渉が必要ですが、代わりのタクシーも居ないし『Uber』を待つ時間さえ惜しい私は親父に頼みました!(時は金なり!)
親父はカモネギを捕まえたからか、饒舌に色々なことを話し出しました。ほとんど理解出来ませんがガンガン話しかけてきます!悪い人ではなさそうです。
レストランに着いて『じゃあ2時間後!』と言い、ご飯を楽しみました。
もちろん到着時間が遅れたため真っ暗です!サンセットは見れませんでした!ですが、南国感ある素敵なレストランでした!!(ちなみにパスポートいりませんでした(T_T) )
食事を楽しんだ後、少し早く出た私たちは親父を探しに駐車場へ向かいました。ですが、どこにも親父は見当たりません!(◎_◎;)
グルグル回って親父らしき車を発見したのですが、誰も乗っていないので合ってるかどうかが分かりません!しかし、まだお金を払っていないので親父が逃げる可能性は低いはずです!(ここへの料金も未決済)
正直、このレストランの周りは街灯も少なく、ここまでの道も『スラム感』漂う道だったので、すぐにでもここを離れたいのです!ですが、肝心の親父がいないのです!!
駐車場の人に聞いても分からないと言われ、ウロウロしていると他のタクシードライバーが『どうしたんだ?』と聞いてきました。事情を説明すると『多分ご飯食べに行ってるんじゃないか』と言われました。とてもじゃないですが、スラムチックな通りを探しに行く気になれません!
どうしようかと悩んでいると、どんどんタクシードライバーが集まってきて『お前知ってるか?』『見かけてないな。あのタクシーで間違いないのか?』『間違いないなら言っとくけど、多分じゃダメだ』『未決済なら俺たちも乗せては行けない』『待つしかないよ。もうすぐさ!』と皆が私達のために色々探してくれたりしました。(T_T)ありがとう
そして暫らくすると、向こうの方から『#&$#&#!!』という声が聞こえて来たのでそちらを見ると、親父が必死に走ってくるのが見えます!すると、ドライバーの一人が『あいつ、あんたと同じ店で飯食ってたんだよ!』と言い、私の周りは大爆笑に包まれました!!皆さん手を叩いて笑っています!!
親父は私たちの爆笑の中を『ちょっと待ってて!』と帽子を押さえながらダッシュで車を取りに行きました!やっぱりあの車で合っていたようです!!
私は一緒に探してくれたドライバーさん達に『サンキュー!サンキュー!サンキューベリーマッチ!!』と何度もお礼を言いました。
不思議なことに、それまで少し怖く見えていた周りの景色が急に温かく感じて『やっぱりどこの国も良い人が多いんじゃないのか』と感じました!
親父も『ゴメンよ!じゃあ出発!』と走り出し、帰り道の色々な場所の説明をしてくれました!結構いい人だったようです!油断はダメですが過度な先入観もダメですね!!
親父は安全に私達をホテルに届けてくれました。私は料金と別にありったけの小銭を渡しました!彼は満面の笑みで『センキュー!』と言い、シャングリラの坂を下って行きました。
つづく
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