私は今回バンコク・プーケットへ旅行へ行ったのですが、プーケット空港からホテルまではタクシーを利用しました。
空港の到着口から出ると、さっそくタクシー・ミニバスの店から声を掛けられます。
『ヤスイ、ヤスイヨ!タクシー?タクシー?』なんて感じで、通りかかった人すべてに声を掛けています。
ですが、どの店を見ても同じ値段なので、きっと定額で価格が決められているのでしょう。
私はパトンビーチから少し離れるホテルなので1,000THB(タイバーツ)でした。(パトンビーチまでは800THB)
本当は行きも帰りもGrabを利用しようと思っていたのですが、空港で頼むタクシーとの比較のために乗ってみることにします。
カウンターのお兄さんにホテル名を告げ、1,000THBと引き換えにチケットを渡されます。「その奥から出て右にタクシー乗り場がある」と言われたので向かいました。
タクシーに乗車
タクシー乗り場に着くと人が立っているので、チケットを見せてホテル名を告げます。
少し不愛想なオヤジが、手招きしながら無言で誘導してくれます。タクシーの横に着くとトランクを開けて荷物を積み込み、「早く乗れ」とジェスチャーで伝えてきます。(お前が運転するんかい!)
始めは不愛想だったオヤジも『プーケットは最高だよ!』『タイでNO.1の街さ!』『スキヤキ・スシ・アリガト』なんて感じでしゃべり掛けてきます。
『意外といいヤツじゃん』なんて感じていたのですが、とにかくこのタクシーが遅い!バンバン他の車に抜かれていきます!のんびり走りながら色んな話をしてくれるのですが、私は長旅で疲れているので早くホテルに着きたいのです!
『でも、まぁ、安全運転なだけいいのかなぁ』なんて感じで妻と話していたのですが、オヤジが自分の娘や奥さんの写真を出し始めたあたりから、私は微かな空気の流れが変わったような気がしました。
私:(・・ん?)なぁ、ちょっとこのタクシー変かもしれんなぁ。
妻:なんで?遅いけど良い人っぽくない?
私:いや、家族の写真だしてくるのが気になる。変に親近感わくようにしてる様に感じるし、道も遠回りしてる気するし・・。(Googleマップでチェック済)
妻:そう?
なんて感じで会話をしていると『ちょっとトイレに行きたい』とオヤジが言い出しました。『おれの会社がすぐソコなんだ!ちょっとトイレさせてよ!』という事で、気が付けばオヤジの会社の前でした。(う~ん、あやしすぎる~(;・∀・) )
オヤジがトイレに行っている間に、店からお姉さんが出て来て車に乗り込んできます。『タイガーキングダムへ行かない?』『プーケットファンタシー楽しいよ!』なんて感じで観光のセールスを始めました。(やっぱり・・〇| ̄|_)
私は大きな声で『アイ・キャント・スピークイングリッシュ!』『NOタイガー!NOファンタシー!』と伝えます。
お姉さんは『アンビリバボー』って顔で出て行きましたが、その後もオヤジは全然帰って来ません。
待つこと10分。中のお姉さんたちと歓談しながらゆっくりと出てきたオヤジは、『じゃあ行こうかぃ』って感じで何事もなかったかのように運転を開始しました。
私は『余計な時間使うなっちゅうねん!( `ー´)ノ』と言いたかったのですが、英語もできない小心者なので矛を収めておきました。
現地のタクシーは観光セールスも込みのドライブなのでしょう。
そして、しばらく走ってから気付いたのですが、このタクシーは天然で激遅タクシーだったようです。もうどこにも寄る予定が無いのにメチャクチャ遅いです!
飛行機の乗り継ぎで疲れた体なのに、Grabなら1時間で着く道のりを2時間近く掛けてホテルへ到着しました。もちろん妻が不機嫌になったのは言うまでもありません。
途中、観光地の寺院まえを通ると『ここよ!ここよ!』と、観光の料金プラン表を出してくれ、タイガーキングダムの前を通ると『タイガー!タイガー!』と料金表を出してくれるオヤジに殺意の波動を送り続けたのも言うまでもありません。
まとめ
正直、『空港でGrabのピックアップポイント探すの面倒だなぁ』という気持ちから空港のタクシーを利用したのですが、その後のGrabを利用した感想を考えると『Grab一択!』と言いたいと思います。
空港からのタクシーが全てこんな感じではないと思いますが、余計な押し問答と回り道をされる可能性を考えると『結果、Grabの方が早い』という可能性もありますよ!
ちなみに、バンコクで乗った空港タクシーは右のミラーが付いてませんでした。
(車線変更は激コワでした)
まぁ、私が変なヒキ強いだけかも知れませんけどねー。( 一一)